未来を予想して作られたSF映画は数多くありますが、現代のスマートフォン社会の到来を予想したものは、あまり多くありません。

誰も予想しなかった世界が、始まっています。人は自ら作り出した便利ツール、スマートフォンに支配されようとしているのです。

依存症までいくような過度の使い方をしなければ、スマートフォンはとても便利で利用価値のあるものです。自分の人生の主権を持っているのは自分です。スマートフォンに支配されることなく、自分自身を取り戻しましょう。

スマホ依存症になる原因

依存症になると、一日中スマホを手放せなくなります。そうなるとさまざまな弊害がでてきますが、本人が自覚しない限り、スマホ利用はやめられません。ではどんなものに、スマホを利用しているのでしょうか。

スマホを最初に手にしたとき、どう使うかいろいろと考えたことと思います。さまざまな機能がありますが、それらの中には、依存症の引き金となるものがあるのです。

新しい情報を得るために利用する

10代から30代のスマホ利用者は、あまりテレビを視聴しません。テレビを持っていないという人もいます。さらに新聞購読者となると、もっと数は少ないでしょう。

テレビは観ない、新聞は読まない、なのに情報弱者にならないのは、スマホのニュースサイトを常に見ているからです。

スマホで読むニュースの特徴は、1度に読める情報量は少ないのですが、常に新しい情報が入ってくることです。会話中にちょっとしたニュースが話題になると、すぐに反応できるのは、スマホでニュースを読んでいる人の特徴といえるでしょう。

もっと新しいニュースを知りたい、皆の話題に入れないのは嫌だ、なんでも知っている自分でいたい、そんな欲求が膨らんできて、スマホを片時も離せなくなってきます。

自分が見ていないときに、おもしろいニュースがあったらどうしよう。話題の画像を、まだ観ていないのではないかと不安になって、ついスマホを手にして見入ってしまうのです。

ただ次々流れてくる情報を拾っているだけで、深く考察することはほとんどありません。そしてゲーム脳同様、スマホ依存の脳は、つぎつぎと覚えたことを忘れていきます。

情報漬けになりながら、実はなにも知らないのと同じ状態になっているのです。

SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)での利用

誰かと繋がっていたい、それは人間が持っている、社会への帰属欲求というもので、とても必要な思いです。

手紙という手段で、長年人々は交流してきましたが、電話が登場し、遠隔地にいる人とでも、話ができるようになりました。電話はさらに進化し、個人で持ち歩けるようになっただけでなく、ついにパソコンと同じような機能を持ったのです。

SNSの利用者はメール、ライン、フェイスブック、インスタグラムなどで、知り合いと交流できます。直接会話をする通話機能と違って、これらSNSでは、自分の都合のいいときに返事を書き込めばいいという、便利さが受けていました。

ところがスマホ依存症になると、何が書かれているのか気になって、数分と間を置かずに確認してしまうようになっていきます。

大切な用事の打ち合わせなど、急いで確認しなければいけないことがあるわけではありません。はっきりいって、どうでもいいような内容のやりとりです。

ランチの情報やペットのことなど、すぐに返事などしなくていい、あるいは無視していいような内容でも、即座に返信しなければ気が済まなくなります。

返事をしなければ、自分が仲間から外されるような恐怖感があるのです。ネットの先にいる友人を失わないためには、即座の返信、『いいね』とクリックすることが大切で、それができないとなると落ち着きをなくします。

そんなに人間関係を大切にしているのかと思ったら、そうでもないようです。現実にそのライン仲間と食事したりしても、会話はほとんどありません。レストランでもずっとスマホをいじって、ここにいない別の友人とラインでやりとりしています。

相手も同じスマホ依存症だったら、お互いスマホをいじっているだけで、会話もなくてもいいのでしょう。けれど相手が普通の感性の人だったら、そんな対応をされたらたまりません。

SNSで人と交流しているつもりでしょうが、ではいったいどう交流しているのでしょう。

虚像を映し出すインスタグラム

豪華なランチにいくのも、自分が楽しむためではありません。インスタグラムに写真をアップし、自分の充実した生活をアピールするためです。そのランチでお金を使ったせいで、家ではカップラーメンを食べることになってもかまいません。

スマホでつながっている人たちが、自分をどう思ってくれるのかが大切です。よく思われるためなら、嘘をつくぐらいどうということはありません。『いいね』がいくつも貰えたら、それだけで充実感を味わえます。

勝手にライバルと決めている相手が、素晴らしい写真をアップしています。するとあなたの心は、穏やかではいられなくなります。ライバルよりも充実した、自分の生活を見せつけなければいけません。そのためには、過度の出費も覚悟しています。

タレントがインスタグラムに力をいれるのは、彼、彼女らにとっては、自分の姿そのものが商業的に価値のあるものだからです。より多くの人に見て貰えることが、自分の価値を引き上げることになりますから、よい写真をアップできるよう努力しています。

では、あなたがあげた写真には、どれだけの価値があるのでしょう。自分の姿を偽り、より素晴らしい自分を演出するために、日々無駄な努力をして、いったいなにが手に入るのでしょうか。

膨大な数の写真が、毎日インスタグラムにアップされています。あなたの写真を見にきた人も、数分も経たずにもう次の写真を見に移動していくでしょう。

虚像を作ることに奔走するより、現実の生活を充実させたほうがいいです。そのためには、すぐにインスタグラムの利用をやめることです。

スマホゲームは、オンラインゲームより恐ろしい


スマホが登場するまでは、ゲーム依存といえばパソコンやゲーム機を使ってのものでした。今はそれと同じようなゲームが、スマホだけでできてしまいます。パソコンもテレビも必要ありません。画面は小さいけれど、持ち歩けるゲーム機と同じように楽しめます。

未成年者の場合、親が使用料金を払っているので、ある程度の制限はできます。ゲームをしても、無料の範囲で遊ぶようにと命じられれば、従うしかありません。

ところが成人となると、ゲームをさらに楽しむために、課金を支払うようになります。課金は自己責任ですから、いくら使おうが自由かもしれませんが、かけた金額と時間を、もっと有意義なことに使えないものでしょうか。

どんなにがんばっても、ゲームのレベルが上がるだけです。それで本人が満足しているのだから、いいじゃないかと思うでしょうが、冷静になってあたりを見回して欲しいものです。

あなたの家族や友人は、スマホばかり見ているあなたをどう見ているでしょう。いい大人が、本来はコミュニケーションツールであるスマホで、コミュニケーションを絶って自分だけの世界に没頭しているのです。そんなあなたから、離れていく人も多いでしょう。

健康被害

スマホ依存症による健康被害は、いくつかあります。代表的なものをあげてみましょう。

ストレートネック

本来は曲がっているはずの首の骨が、まっすぐになってしまう症状です。スマホが登場するまえは、あまりない症状でした。うつむいてスマホをいじっているせいでなるもので、猫背になり、頭痛、吐き気、めまいなどを引き起こします。

睡眠障害

スマホ依存症の人は、眠る直前までスマホをいじっています。画面のブルーライトが、脳を目覚めさせる効果があるため、寝付きにくく、熟睡ができません。

眼精疲労による視力低下

小さい画面を見続け、情報を次々追っていくのは、目にとっていいことではありません。スマホの使用時間を短くし、戸外の木々を見たり、空を見上げたりする時間を確保するべきです。

鬱病やパニック障害

スマホ依存症によるなによりもの弊害は、人間関係の破綻でしょう。ネットで繋がっているから、自分に友だちは多いと錯覚してしまいがちですが、現実の対人関係はどうでしょう。気がついたら、本当に独りぼっちということもありえます。

スマホの世界だけが生きがいになってしまうと、現実世界になじめなくなっていきます。それがやがて、鬱病やパニック障害の引き金になるのです。

スマホ依存症から抜け出すためには

この新しい病は、十分に研究されているとはいえません。アルコール依存症や薬物依存症のように、患者をサポートしてくれる支援団体などもまだ少なく、認知度も低いのです。

これといった治療薬もなく、カウンセラーも自主的にスマホの使用時間を制限するようにとしか、説得のしようがない状態です。

もう1度生活を見直し、スマホの利用を以前の携帯電話と同じ程度のものに、格下げするのがいいようです。いっそ携帯電話に戻してしまってもいいでしょう。

うつむいてスマホを見ようとしたら、そこで顔をあげてみませんか。風景が見えて、行き交う人の姿が見えます。

それがあなたの現実です。小さな画面の中にあるのは、あなたが触れることのできない、別の仮想現実だとでも思ってください。

唯一の救いは、スマホ依存症であることを自覚して、自ら使用制限ができる人が、思ったよりも多いことです。なにかのきっかけに、また再燃するかもしれませんが、とりあえずゲームをやめられた人がいるだけでもよい兆候でしょう。

やめられた人は、それぞれ自分の失敗談を発信したりしていますが、それよりも新作ゲームの宣伝や、おもしろい映像の話題のほうが勝ってしまいます。どうやってスマホ依存症を抜け出したか、貴重な体験談こそ、スマホで読んで欲しいものです。

最後に

巨大な利権が絡むので、スマホに関連する企業は、より利用させるように働きかけてくるでしょう。これからさらにどう発展していくのか、予測が難しいのがスマホの世界です。

他に楽しみを見つければいいなどと、解決策を持ち出す人もいますが、スマホという便利なもので楽しみを見つけてしまったら、別の楽しみを探すのも大変でしょう。

それよりもスマホ依存症を脱却するには、人間関係をもう1度見直し、あなたを取り巻く人たちを大切にすることをおすすめします。

スマホだけの付き合いでなく、生身の人間と向き合いましょう。そこからまた、新しい生活が始まるきっかけになるかもしれません。

PS/最近はスマートフォンを使ったバイナリーオプションも人気が高いようです。
スマホ依存と、ギャンブル依存にもなりそうですが(笑)
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